Androidカーナビ TE103SIPのスリープ、シャットダウンなど電源設定の謎

2018/07/25[公開] 2018/07/26[最終更新]

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 今回は、Androidカーナビ TE103SIPの電源設定について色々書いている記事です。クロスビーに車載して2か月経とうとしています。いまだによくわからないのが、スリープ・シャットダウン・再起動とそれに関連する挙動です。

 エンジンのオンオフと連動してナビの電源も連動するので普段は気にする事でもないですが、たまにシャットダウンや再起動を選びたいと思っても、スマートフォンなどと違って電源ボタン長押しで選択画面が出たりしないので困ります。

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電源ボタンはスリープのみ

 液晶画面の下部にあるナビゲーションボタンの 電源ボタンは、軽く押しても長押ししてもスリープに入るのみです。

 画面上では「シャットダウンしています」という表示で電源が切れますが、実際にはスリープです。次回電源を入れるとパッと画面が現れ、前回開いていたアプリが開いたまま始まるのでスリープだとわかります。

 後述する設定次第では、エンジン切断で時間経過後シャットダウンにすることができますが、それでも 電源ボタンを押したあとは必ずスリープから入ります。

ACC切断シャットダウン遅延

 ホーム画面の  設定⇒ カー ⇒ 拡張機能の設定 ⇒ACC切断シャットダウン遅延 の項目です。

 ここをデフォルトの自動スリープ以外の30秒、5分、10分、30分、一時間を選ぶことによって、ACC切断(=エンジン停止)したあと設定時間経過後にシャットダウン状態に移行させることが可能です。

 おそらくシャットダウンを行える設定にする唯一の方法です。

 シャットダウンになっていたかどうか判断するのは、次回電源を入れたときにメーカーロゴ画面が出てAndoroidの起動画面が出てホーム画面が出るまでに十数秒かかったらシャットダウンからのコールドブートだと判断できます。

 デフォルトの自動スリープの設定だと、一晩経ってもスリープからの復帰でした。確認した中では3日経ってもスリープでした。いつまでもスリープなのか、バッテリーの減りによってシャットダウンに移行するような機能があったりするかは不明ですが、相当時間スリープのままです。

(追記)Xtronsサポートに問い合わせたところ、スリープ状態時にバッテリーの電源を使うことはないとのことでした。ですので、自動スリープにしていてもバッテリー切れが早まることは無いということのようです。

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スリープからシャットダウンに移行する時間を選べる

Default power status

 設定 ⇒ カー ⇒ 工場設定(Pass:126) ⇒ Otherタブ ⇒ Default power status 

 工場設定にDefault power statusという項目がありますが、これも電源設定の項目ですが、スリープ・シャットダウン・再起動の設定とはちょっと違いました。エンジンONでナビの電源を連動させて入れるかどうかを設定する項目でした。

  • Off…エンジンONと連動なし
  • On…エンジンONと連動あり(デフォルト)
  • Memory the status of last…エンジンOFF時の状態を記憶

リセットスイッチで再起動

 液晶を倒した裏のDVDドライブスロットの下真ん中にあるRST(リセット)スイッチがあります。クリップの先のような細い針金でボタンを長押しします。押し続けて電源が切れてもまだ押し続けて数秒待っていると、パネルのナビゲーションボタンが3回点滅するので、そこでボタンを離したら再起動がかかります。(長押しが足りないとただのスリープになります。)

 厳密にいうと再起動ではなくリセットです。ラジオアプリの局選択ボタンの設定がリセットされたりします。

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リセットスイッチ長押しでも再起動できる

工場設定から再起動

 設定 ⇒ カー ⇒ 工場設定(Pass:126)に入って何か設定を変更して APPLY ⇒ EXIT を選んでも再起動を選ぶことができます。やはり厳密には再起動ではなくリセットですが。

 何か設定を変えないと再起動をかけることができないので、無難な項目としてiPodの項目をオンオフするのが良いと思います。iPodアプリ(多分使えない)が出たり引っ込んだりするだけです。

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工場設定から再起動ができる

バッテリーを外す

 強引な方法として、車のバッテリーを外してしまうというのもあります。ボンネットを開けてマイナス極だけ外せば、だいたい次はコールドブートです。

 後述しますが、マイナス極だけ外して完全なコールドブートにならなかった事があります。そのときはプラス極も外したら確実にコールドブートでした。どう違うのかはいまいちわかりません。

アプリは要root

 Playストアから入手可能なシャットダウン・再起動を行えるアプリは、いくつか試しましたがAndoroid8.0では要rootが必要なものしかありません。

 当面というか私は全くrootを取ったりカスタムROMの使用は考えていないので、アプリでシャットダウン・再起動という選択肢はなくなりました。

まとめ

 まとめますと、スリープ・シャットダウン・再起動を行う場合の方法です。

  • スリープ…基本はスリープです。
  • シャットダウン…シャットダウン遅延を30秒に設定してエンジン停止から30秒待つ
  • 再起動(リセット)…リセットボタンを長押しか、工場設定から再起動

コールドブートにならない場合あり

 不思議なのが、車載してしばらくは上記の方法でシャットダウンや再起動を行っても、テレビアプリやラジオアプリなどが再起動後も立ち上がったままの状態が続いていました。

 確かに起動時のメーカーロゴが出ていたし、Androidの起動画面も出ているのに、アプリだけがスリープから復帰のような挙動をしていました。リセットボタンを長押しでも、バッテリーのマイナス極を外しても前回開いていたアプリが立ち上がっていたので摩訶不思議です。

 いつの間にかか不明ですが、気が付いたらその現象は消えてちゃんとシャットダウン後も再起動後もホーム画面になって、アプリは何も立ち上がらないようになりました。いわゆるコールドブートです。

 あれはなんだったのでしょうか。バッテリーの両極を一度外したのが関係しているでしょうか。スリープ時に電源を使っていないということは、どこかにスリープ前の状態を保存しているはずなので、そこの動作がおかしくなっていたのでしょうか。よくわかりません。

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