WordPressデータベースの接頭辞を変更するプラグインChange Table Prefix

2017/10/15[公開]

 WordPressのデータベースの接頭辞Prefix)を簡単に変更できるプラグインChange Table Prefix を使ってみました。過去記事で紹介していた同類のプラグインが無くなっていたので、代わりのプラグインを探して実際に利用してみました。

このページの目次

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プラグインChange Table Prefix

 今回利用したのはChange Table Prefix というプラグインです。現行バージョンで互換性の動作確認が取れている類似プラグインが見つからなかったので、こちらを試してみました。1年以上更新されていないプラグインのため、目的が済んだらプラグインを停止するか削除しておくのが良いかもしれません。

 プラグイン公式ページはこちらです。

変更してみた

 プラグインをインストールして有効化したら、WordPressの管理画面から 設定Change Table Prefix を開きます。

 現在の接頭辞の設定が表示されているので、 Would you like to your own custom prefix にチェックを入れて、変更する接頭辞を入力したら Click To Change Table Prefix ボタンを押すと変更完了です。

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✔を入れると出てくるボックスに、変更するPrefixを入力
change-prefix5
Click To Change Table Prefix ボタンを押すと変更完了

メンテナンスモードにしてから変更もできる

 オプションとして、変更作業をしている間にサイトをメンテナンスモードにしておくことも設定できました。ボタンを押して変更完了するまで数秒なので、メンテナンスモードにする必要性があるかどうかは微妙なところです。

 Enable site as maintenance mode にチェックを入れて Save Settings ボタンを押すとサイトがメンテナンスモードになります。作業が終わったらチェックを外して再度 Save Settings ボタンを押してメンテナンスモードを終了させます。

change-prefix6
メンテナンスモードのチェックを入れてSaveボタンを押すと
change-prefix2
サイトを開いたらメンテナンスモードの表示になります。

プラグインの紹介は以上です。

接頭辞を変更する理由

 WordPressの接頭辞のデフォルト設定はWP_ になっています。ひとつのデータベースで複数のWordPressを運用したいときに、接頭辞を違うものにしてインストールできます。しかし、複数のWordPressには複数のデータベースを作ることの方が一般的なので、接頭辞を変える理由になることは少ないかもしれません。

 セキュリティ面の観点から接頭辞を変更するという理由もあります。現行WordPressでは既に対策されていますが、古いバージョンではSQLインジェクションに狙われる脆弱性がありました。しかし、今後どんな脆弱性が発見されるかわからないので、万が一のときに接頭辞をオリジナル名に変えておくことで被害を免れる可能性が少しだけ高くなるかもしれません。気休め程度かもしれませんが。

 レンタルサーバーによっては指定の接頭辞というのがあるそうなので、サーバー乗り換え時や、ローカル環境から本番サーバーに移行する場合などに、接頭辞を変更する場合もあるでしょう。

運用開始後は変えるのが面倒

 WordPressを新規インストール時に接頭辞をデフォルトから変更するのは簡単です。事前にwp-config.phpファイルの$table_prefix = ‘wp_’; を書き換えるだけです。

 しかし、サイト運用開始後に接頭辞を変更するとなると、データベースの十数か所の項目を直接変更する必要がります。さらにwp-config.phpファイルの接頭辞もそれに合わせる変更が必要になります。そんなときに、ボタンひとつで作業を代わりにやってくれるこのプラグインは簡単です。

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