数年放置していたFont Awesomeプラグインの入れ替えを、AIに相談したら一日で終わった話

2026/11/01[公開]

数年放置していたFont Awesomeプラグインの入れ替えを、AIに相談したら一日で終わった話

以前、このブログで「AGP Font Awesome Collection」というプラグインを紹介しました。記事の中にアイコンフォントを簡単に入れられる便利なプラグインで、当時は公式のFont Awesomeプラグインもなかったので、私にとっては数少ない選択肢でした。

それから時間が経ち、気がつけばこのプラグインは配布が終了していました。中身のFont Awesomeも古い4.7.0のままです。「いつか入れ替えないと」と思いながら、数年放置していました。

今回、AIのClaudeに相談しながら作業したところ、複数のサイトの入れ替えがほぼ一日で終わりました。同じように古いプラグインで悩んでいる方の参考になればと思い、流れをまとめます。

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なぜ放置していたのか

理由は単純で、使いすぎていたからです。

アイコンを入れるたびに、ショートコードを記事に書いていました。気づけば、サイトによっては何十か所で使っています。手作業で一つずつ直すとなると、気が遠くなります。やり方を間違えて表示が崩れたらと思うと、手を付けられませんでした。

最初に「何を、どれだけ使っているか」を調べた

cloudに相談して最初に言われたのが、いきなり直さず、まず実態を調べることでした。

調べると、記事の中には2種類の書き方が混ざっていました。

  • 普通のHTMLタグ(<i class="fa fa-..."> の形): 新しい公式プラグインの互換モードで、そのまま表示できる。
  • プラグイン独自のショートコード(アイコン、ボタン、アイコン付きテキスト、スライダーなど): プラグインを止めると、ただの文字になってしまう。

直す必要があるのは、後者だけです。さらに、ショートコードの種類と、パラメータ(色、サイズ、リンク先など)の組み合わせを集計しました。これで全体像が見えて、作業の見通しが立ちました。

方針は「記事を書き換えない」

数千か所を書き換えるのではなく、古いプラグインと同じ名前のショートコードを、自分で用意する(もちろんcloudが作った)ことにしました。

仕組みはこうです。

  1. 新しい公式のFont Awesomeプラグインを入れる。バージョン4互換の設定を有効にして、古いアイコン名もそのまま使えるようにします。
  2. 古いプラグインのショートコードと同じ名前で、小さなPHPのコードを作る。中身は、ショートコードを受け取って、新しいアイコンのHTMLを出力するだけです。
  3. 古いプラグインを無効化する。

記事の本文は一文字も変えません。コードも短いもので済みました。ショートコードごとに数十行です。パラメータの種類は、最初の調査で分かっていたので、必要なものだけを書けば足りました。

スライダーだけは別扱い

古いプラグインには、スライダー機能もありました。使っているか調べたところ、各サイトで1枚だけ。それなら、ショートコードで再現するより、普通のHTMLのボタンに置き換えるほうが簡単です。

ついでに、マウスを乗せると薄い青に変わる動きと、アイコンがぶるぶる揺れるアニメーション(fa-shake)も付けました。古いプラグインにはなかった新しい楽しみです。

作業の途中でつまずいたこと

もちろん、順調なことばかりではありませんでした。

  • コマンドのエラー: パッケージが取得できないエラーが出ました。AIも最初は原因を見誤りましたが、エラーを貼って相談し直すと、別の方法に切り替えて解決しました。
  • 長いコードの貼り付け: ターミナルに長いコードを貼ると、途中が崩れて、ファイルが正しく作られなかったことがありました。文法チェックのコマンドで気づいて、作り直しました。
  • 表示が直らない: AGPを止めても、ショートコードがそのまま表示される記事がありました。原因はCDNのキャッシュでした。キャッシュを削除したら、きれいに表示されました。

どれも、「結果を貼って、次の指示をもらう」を繰り返すだけで解決できました。

作業の前に必ずやったこと

  • バックアップ: 作業の最初に、データベースを丸ごと書き出しました。何かあっても戻せる安心感は大きいです。
  • 削除は最後に: 古いプラグインは、無効化だけして、数日様子を見てから削除します。
  • 公開されている記事だけを確認: 記事の履歴(リビジョン)も検索に引っかかるので、件数が実際より多く出ます。公開されているものだけに絞ると、確認する数がぐっと減りました。

やってみて感じたこと

一番大きかったのは、調べる、方針を決める、コードを書く、確認する、という流れを、AIと一緒に進められたことです。自分一人だと、最初の「どれだけ使っているか調べる」で止まっていたと思います。

ただし、AIの言うことをそのまま実行するのではなく、バックアップを取り、結果を見ながら進める姿勢は大事です。サーバーの環境はサイトごとに違うので、同じコマンドがそのまま動くとは限りません。

まとめ

  • 古いプラグインの入れ替えは、まず実態調査。
  • 記事は書き換えず、同名のショートコードを自作して互換にする。
  • 作業前のバックアップと、削除は最後に。
  • 表示が変だと思ったら、キャッシュを疑う。

数年悩んでいたことが、一日で終わりました。同じように、古いプラグインを放置している方は、一度AIに相談してみてください。

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