台湾桃園国際空港で遠傳電信と中華電信のSIMを購入

2017/07/03[公開]

 2017年6月末から3泊4日ではじめての台湾旅行に行きました。台湾桃園国際空港で、トラベラー用SIMカードを購入しました。中華電信(Chunghwa Telecom)と遠傳電信(Far Eas Tone)のトラベラー用SIMを第1ターミナルで購入しました。

 最近購入したSIMフリースマホArrows M03が増えて、Nexus7(2013)、iPad Air2、古い3G専用モバイルルーターの4機種のSIMフリー端末を持ってきました。

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第1ターミナルで購入

 羽田空港からピーチMM859便は第1ターミナル到着でした。定刻の8:25分から10分遅れで到着です。他国の便が少なかった時間帯だったので入国審査は待ち無しでパスして、預けたスーツケースもタイミングよく受け取ることができ、到着後20分で到着フロアに辿り着けました。

 入国審査前にSIMカード売り場がゲート手前向かって右側にありましたが、この時間閉まっていることは事前にネット情報で調べていたのでスルーでした。(AM10:00オープン)

 到着フロアを見渡すと、右側のほうに5社のSIM売り場がまとまっている大きなブースがあります。電信服務と書いてあるブースですが、それを確認するまでもなく大きな料金表が掲げてあるので、SIM売り場であることがわかります。

 空港エリア内には、他にも売り場は何ヵ所かあるようですが、ここが第1ターミナルのメインの売り場です。先客もほとんどいなく空いていたので、ここで購入しました。

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電信服務ブース到着時の様子。台湾大哥大だけ数組並んでいた

支払いは現地通貨

 料金の支払いは現地通貨(台湾ドル)が必要です。このSIM売り場の向かって左隣に両替所とATMがあります。事前に用意しましょう。私たちのように、ひとりが慌ててATMに走ることにならないように注意です。

中華電信(Chunghwa Telecom)

 台湾大手3社(中華電信、遠傳電信、台湾大哥大)のどれかを購入する予定でしたが、この時は台湾大哥大には数組並んでいたので、誰も並んでいなかった中華電信にしました。

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中華電信の料金表

 パスポートを見せて、SIMフリー端末を持っていることを確認したら、3泊4日なので5日型NT$300を2枚購入しました。料金表の首日免費(Free for 1st Day)が気になりますが、3日型もNT$300で同額なので確実に旅行中使える5日型にしました。5日型でNT$500というのもありましたが、違いは通話時間の長さだけで、インターネット通信はどちらも期間中はLTEを無制限で利用できます。私達は、通話は国内通話も国際通話もまず利用しないので、安い方を選びました。

動作確認に時間がかかった

 支払いをして、SIMフリー端末にSIMカードをセットして、ネット利用できるところまで動作確認するのが購入手順です。全部受付のお姉さんに任せでもいいのですが、こちらは2台分なのでSIMトレイを取り出して日本のSIMを外したりするのは自分でやりました。

 私のArrows M03と、奥さんのNexus7(2013)にSIMを入れたのですが、後述するようにAndroid端末2台は機種により手動APN設定が必要だったり、SIMカードを入れ替える度に再起動がかかるので時間がかかりました。特にNexus7は年数経過で、まるで古いPCのように再起動に時間がかかります。

 しかもNexus7のSIMがなかなか認識せず、受付のお姉さんがSIMの裏にセロテープを貼って厚みをつけて再起動待ちなどをしているうちに、後ろの列がどんどん長くなっていきました。あとから考えると2台目はiPadにしておけばよかったと反省です。

遠傳電信(Far Eas Tone)

 奥さんのNexus7の動作確認に時間がかかっている間に、隣の遠傳電信には誰も並んでいなかったのでiPad Air2用にも1枚買ってみました。

 値段は5日分でNT$300と、どこも横並びです。遠傳電信だけは4Gではなく4.5Gと書いてありますが、4.5G対応端末でないと意味ないので気にする必要はないでしょう。

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遠傳電信の料金表

 パスポートを見せて、料金を払い、iPadの場合、SIMを入れ替えるだけで再起動不要で動作確認も終わり、あっという間に購入終了でした。Nexus7の再起動待ちの時間より早かったです。

どちらも通信良好

 今回の3泊4日の間、中華電信と遠傳電信とも両方とも問題なくインターネットを利用できました。台北市内では常に4G(LTE)で利用できました、台北郊外の観光地である十分駅では3Gになり、そこまで行く平渓線の電車内では圏外になったのは両社とも同じでした。

 唯一違ったのに気付いたのは、台北101タワー5階のトイレに行ったときに中華電信は3G、遠傳電信は4Gになっていたくらいで、たいした違いは無いという感想です。

 速度もネットを利用するのにまったく不自由ないくらい快適でした。ホテル内でわざわざWifiにつなぎ変える必要性を感じなかったくらいです。動画は見ないのでわかりませんが。

SIMを入れ替えてテスト

 ホテルに帰ってから、手持ちのSIMフリー端末に両社のカードを入れ替えてテストしてみました。空港で購入したときに、動作確認に手間取ったのが気になっていたのです。

 両社とも通常SIM、Micro SIM、Nano SIMサイズに最初からカットが入っているので、購入時のパッケージの残骸を使って、どのサイズにも変更可能です。

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3サイズに対応したカットが入っている

APN設定

 APN設定は両社とも同じです。APN名「Internet 」で、ユーザー名「なし」、パスワード「なし」です。これは、iPhoneやiPadのAPN設定初期値そのままです。Androidの場合は、自動設定でAPN設定する端末と、手動で設定を入れる端末があるのでややこしいです。

APN設定
設定名任意の名前
APN名internet
ユーザー名なし
パスワードなし

 またiOSはSIMの入れ替え時に再起動不要、AndroidはSIMを入れ替えで強制再起動がかかります。どちらも安全性を考えれば、電源を切った状態で入れ替えたほうが良いのは正論ですが。

 手持ちの端末を表にするとこうなりました。3G専用ルーターでも問題なく3Gで通信できました。

端末名APN設定再起動
iPad Air2初期値のまま不要
Arrows M03手動で追加設定強制再起動
Nexus7 (2013)自動設定強制再起動
NI-760S (3G専用モバイルルータ)手動で追加設定手動再起動

最後に

 結論としては、次回台湾に来ることがあったら動作確認にはiPadを利用するのが一番早いです。SIMを入れ替えてネット接続を確認するだけです。

 Androidの場合は、SIMを入れ替えて強制再起動がかかった後、 設定→データ通信→モバイルネットワーク→APN を開きAPN設定を確認するか、設定を入れるかしてから、ネット接続を確認。この手順で空港で慌てなくても大丈夫でしょうか。

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