すでに死語かもしれませんが、SOHO(Small Office Home Officeの略)であり、ノマドワーカーでもある私の会社の固定電話とFAXは、NTTのひかり電話を引いています。インターネットはNTT以外の別回線を引いていますが、ひかり電話のためだけにフレッツ光ライトコースを別途引いています。ISP契約なしでひかり電話専用回線を利用するだけの理由があるのです。
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本音を言えば携帯だけで済ませたい
株式会社と言っても、私一人しかいないのでかけ放題プランの携帯だけですべて事足りるわけです。しかし、やはり固定電話番号とFAX番号があったほうが会社としての見栄えとか、信頼度とかを考えると、2015年の現在でも無いよりは有ったほうがいいと考えます。
さらに固定回線固有の問題もひかり電話のオプション機能を契約することで、最小限の経費でここまで出来ますというお話です。
ひとりで固定電話問題
私ひとりしかいないので、固定電話の前にかじりつくわけにもいきません。さらに勧誘やセールスの電話には一切出たくないわけです。しかし固定電話への仕事依頼の電話には取りこぼしなく対応したいのです。
非通知拒否
まずは非通知拒否の設定が大前提です。以下の対策もすべて番号通知でかかってくる必要があります。NTTひかり電話ではナンバー・リクエスト(月額200円)というオプションを申し込むだけです。
非通知でかけると186などを付けて番号通知でかけ直すようにアナウンスがあります。それで取りこぼす仕事依頼は無いであろうという前提です。
外出中でも着信がわかる
外出中でもひかり電話の着信お知らせメールオプション(月額100円)を利用すれば、登録したメールアドレス宛てに着信電話番号付きのお知らせメールが届きます。そのメールを見て外出先から折り返し電話ができるのです。携帯やスマホのアドレスを登録しておけば、見逃すこともないでしょう。
着信お知らせメールとは、自宅や会社に電話があったことを、あらかじめ指定したパソコンや携帯電話のメールで確認することができるサービスです。
引用:NTT東日本|着信お知らせメール
迷惑電話対策
着信お知らせメールでかかってきた番号を確認してから折り返せば、不要なセールスや迷惑電話は電話番号で検索すれば口コミ情報を見てほぼ判別できます。さらに0120から始まるフリーダイアルとかは確実にセールス電話なので無視すればいいだけです。
電話の着信音ゼロ運用も可能です。電話機を外しておいても大丈夫です。折り返しは携帯からかければいいのです。今はかけ放題プランもありますよ。
ほとんどの着信は迷惑電話
固定電話にかかってくる電話には、セールスや勧誘の電話が多数紛れ込んでいると思っておいていいでしょう。最近は03番号で電話ができるスマホも発売されているようですが、迷惑電話対策があるようには思えないので苦労することが容易に想像できます。
その点ひかり電話なら、メールで着信番号を見てから、必要なところだけ携帯で折り返すくらいの軽い扱いが出来るのです。
営業時間だけ鳴らしたい
SOHOの場合、仕事と自宅時間との切り分けが難しいところがあります。とくに勤務時間外にかかってくる電話対応に困る場合もあるでしょう。
上記の着信お知らせメールを設定しておけば、勤務時間外は音量ゼロにして心置きなく休日を過ごすことができます。着信番号はメールで届くので翌営業日の勤務時間中に折り返すか、緊急ならすぐに折り返すか柔軟な対応もできます。
とりあえずFAXあり
こちらからFAXの送信をすることはなくても、FAX番号は会社として持っておきたいという場合は、ひかり電話のマイナンバーオプション(月額100円)を申しこめば、2つ目の電話番号をFAX専用番号にして持つことができます。
受信だけならFAX機は必要なし
さらにFAXお知らせメールオプション(月額100円)を申し込めば、FAXがあったことをメールで知らせてくれるだけではなく、FAX内容までWEB上で確認できるようになります。それを見ての返信はメールで送れば済むのならばFAX機は必要ないですね。
FAXお知らせメールは、自宅や会社にFAXがあったことを、あらかじめ指定したパソコンや携帯電話のメールへお知らせし、パソコンからFAX内容を確認することができるサービスです。
引用:NTT東日本|FAXお知らせメール
完全ペーパーレス化
これでFAX受信はペーパーレス化できます。セールスや間違いFAXで無駄な紙を使うことがないので精神衛生的に気が楽になれます。
どうしても紙に印刷してFAXを送るしかない場合だけコンビニに走るか、家庭向けFAX電話機で送ればいいのです。そんなこと滅多にないならFAX機は必要でしょうか。
ひかりFAXアプリならFAX送信も
Android端末限定でひかりFAXアプリ(無料アプリ)を使えばFAX送信もできるようです。
- Android限定
- 無線LANが必要(ローカルLAN限定)
- スマホに書類を取り込む必要あり
条件が合えばアプリは無料です。送信にはFAXをかける通話料金が必要です。 私は利用していません。FAXを送ることが無いからです。
詳しくはNTT東日本のサイトをご覧ください。
参考サイト:NTT東日本|ひかりFAX
(2020年1月追記)
ひかりFAXはサービス終了しています。
https://www.ntt-east.co.jp/info/detail/170417_01.html
最後にひとこと
SOHOで起業しようとするなら、いきなりビジネスフォンや業務用FAXをリースするくらい売上があればいいですが、そうではない場合の参考になればと思い記事にしました。少しでも起業に踏み出すハードルが下がればいいと思います。