このサイトのWordPressは自宅サーバーで運用していますが、SQLの操作が必要になったときインストールが必要なphpMyAdminよりも、ファイルひとつ設置するだけのAdminerのほうが手軽に簡単に使い始めることができることを知りました。
近々、サーバーのマザーボードを交換しようと計画しており、一時的に代替サーバーにWordPressを移行する作業で、データベースの移行作業(MySQL)をGUIで操作できるようにしたくなり、Adminerを使うのが簡単でした。
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Adminer
Adminerは、MySQLなどのデータベースをWEBブラウザーで操作できるようになるPHPファイルです。
こちらの公式サイトからPHPファイルをダウンロードして、WordPressの公開ディレクトリに設置するだけで利用できます。
かんたん設置
上記公式サイトのダウンロードページの一番上のリンクからダウンロードします。現行バージョン4.6.3の adminer-4.6.3.php ファイルを、FTPなどでWordPressの公開ディレクトリにアップロードしたら設置完了です。
WEBブラウザーから開く場合は、アドレスバーに ドメイン名/adminer-4.6.3.php と入れるとログイン画面が出てきます。(アップロードするファイル名を変更していたら、そのファイル名にします。)
ログイン
ログインは、DB名、DBユーザー名、DBパスワードを入れます。データベース情報は、WordPressをセットアップした時のものですが、わからなければWordPressディレクトリ内にある wp-config.php ファイルに記載されています。
phpMyAdmin互換
メニューは日本語に対応しています。ブラウザーが日本語設定なら日本語で開くはずです。そうでなくても左上に言語を選ぶプルダウンメニューがあり、日本語が選べます。
操作方法はphpMyAdminを利用していれば、違和感なく利用できると思います。WordPressでよく使う、インポート・エクスポート、あとはサイトアドレスなどの値を変更するくらいの操作は、すぐに迷わず使えると思います。
phpMyAdmin互換なので、Adminerでエクスポートしたファイルを、phpMyAdminを利用する別のデータベースにインポートすることも可能です。(その逆もしかり)
セキュリティ対策
外部から不正使用を防ぐためのセキュリティ対策もファイルひとつなので簡単です。一番簡単で確実なのは、普段はAdminerのPHPファイルを設置しないで必要なときだけ都度アップロードして使うという方法です。単純ですが絶対に不正利用されない対策です。
あとはファイル名を変える、ファイルのアクセス制御を設定するなどもありますが、ファイルを設置しない以上の対策はないでしょう。