WordPressの管理画面⇒ツール⇒サイトヘルスを開くと、オプションのモジュールimagickがインストールされていないか、無効化されています。という推奨チェック項目が出ていました。必須ではなく推奨項目なので放置でもいいのですが、php-imagickをインストールすることで有効にすることができました。
このサイトを運用している自宅WEBサーバー(Debian10)のOpenLiteSpeedでの設定方法となります。
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サイトヘルスチェック
WordPress5.1あたりから管理画面のツールに追加されたサイトヘルスチェック機能です。現行WordPress5.3.1でふと初めてこのサイトヘルスを開いていみたら、結果は「良好」でしたが、おすすめの改善項目として出ていました。
隣の情報タブを見てみると、メディア処理のところでImageMagickが「使用できません」の表示になっています。
なんのことやらと調べてみましたが、WordPressにアップロードした画像から自動でサムネイルなどにリサイズされたファイルが生成されるのは、PHPベースのGDかImageMagickのどちらかのモジュールがあるおかげらしいです。
PHPには標準でGDモジュールが含まれているため、imagickモジュールをインストールしていなくても問題ないようです。ただし、imagickモジュールのほうが高機能で画質がよいらしいので、WordPressの推奨はimagickモジュールのほうだとか。
imagickモジュールインストール
WordPress用にimagickモジュールを有効にするには ImageMagick アプリケーションは不要でphp-imagickだけ追加インストールすればOKでした。うちの環境はOpenLiteSpeed専用php7.3なので lsphp73-imagick をインストールでした。
apt install lsphp73-imagick
サービス再起動
インストールしたあと、LiteSpeedの再起動だけではサイトヘルスの結果は変わらずでした。Debianを再起動するとサイトヘルスの結果に反映されました。lsws.serviceを停止してもlsphp.serviceはそのまま残っているので、lswsを再起動だけではダメなようです。
サーバーを再起動せずにphp-imagickを有効にするためには、lswsをkillしてから再起動すると反映されました。
systemctl kill lsws
systemctl restart lsws
改善完了
以上で、サイトヘルスチェックで問題も推奨項目もなくなり、すばらしい!結果となりました。(その他、未使用のテーマや停止中のプラグインの削除などの推奨項目の対応を行った末の表示です。)
隣の情報タブを見てみると、メディア処理のところでImageMagickの情報を見ることができるようになっています。