環七-駒沢陸橋-柿の木坂陸橋で歩車分離式信号の安全性を実感する

2015/07/23[公開] 2015/12/19[最終更新]

  自転車で幹線道路を走行して信号のある交差点を渡るとき、その信号が歩車分離式信号機か非分離式信号機かなんて意識しながら走ることは少ないと思います。環七の駒沢通りを超える駒沢陸橋下から、目黒通りを超える柿の木坂陸橋下の交差点と続けて通るときに、歩車分離式の安全性を実感しながら進むことができますという内容です。

 Google Mapではこの辺です。

 駒沢陸橋下は歩車分離式信号機、柿の木坂陸橋下は非分離式信号機です。

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歩車分離式信号機とは

歩車分離式信号機(ほしゃぶんりしきしんごうき)とは、交差点において車両と歩行者が交錯することがなくなる、または少なくなる信号表示を行う制御方法(歩車分離制御)によって制御される信号機

引用:Wikipedia|歩車分離式信号機

 今回の駒沢陸橋下交差点は右折車両分離方式になります。車道を走る自転車にとって一番危険な交差点での右直事故が劇的に減る方式です。

右折車両分離方式駒沢陸橋交差点

 駒沢陸橋交差点の信号は下図のように、まずは右折車以外の直進が青になり、その後で右折車だけの青になります。これが右折車両分離方式ということです。

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 特に歩行者信号が点滅や赤になるタイミングで車道自転車が直進する場合に、右折車が来ないというのは安全性が高いと実感できます。

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非分離式柿の木坂陸橋交差点

 柿の木坂陸橋の信号は下図のように、右左折直進すべてが青になり、その後で右折車だけの青になります。これが非分離方式ということです。

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 赤になる前に急いで渡りたいからと、猛スピードで交差点に進入して右直事故というパターンが多いのです。自転車には優しくない信号です。

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実際に走ってみた

 交差点に進入するところを比較してみた動画です。

車の運転手を過信してはダメ

 私は、自転車にも自動車にも乗るので交差点では右折車のことをまったく信用していません。しかし、車の運転をしない人や、自転車にしか乗らない人ほど右折車が止まってくれるハズと思い込んで交差点に突っ込む人が多いのです。たしかに交通ルールでは直進車が優先なのですが、いざ事故になったら重大なダメージを受けるのはチャリンカー側です。

 とくにこの柿の木坂陸橋の交差点は、右折する側からも車道を直進してくる自転車や原付きに気付きにくいのです。私もここはよく車で右折するので、その時の動画がコチラです。

歩車分離式に切り替わっていくでしょう

 都内の信号は少しずつ歩車分離式に切り替わっていくようです。自転車は道交法改正で原則車道走行になったので、右折車渋滞になるのを犠牲にしてでも、安全性優先のほうが大切です。今回紹介した交差点の2つ先の野沢龍雲寺交差点も今年になって右折車両分離方式に切り替わりました。柿の木坂交差点もいつかは切り替わると思われます。(目黒通りから環七に右折する側は、すでに右折車両分離方式になっています。)

追記: 現在は、柿の木坂陸橋交差点は右折車分離方式に切り替わりました。詳しくは記事にしています。

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